丸紅とマイクロソフトは12月11日,Exchange 2000とOffice XPのASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)事業で提携したと発表した。丸紅はインターネット経由でExchangeやOffice XPを利用可能にするASPサービス「V-Service」を提供し,マイクロソフトは同事業に対して技術支援や共同プロモーションなどのマーケティング支援をする。これまでにも同様なサービスはあったが,中堅/大企業の顧客に向けて本格的に事業展開するのは今回のケースが初めてという。マイクロソフトにとって今回の提携は,ソフトウエアの販売をパッケージからサブスクリプション・モデル(利用量に応じた課金体系)に順次移行させる事業戦略の一環でもある。

 丸紅のV-Serviceには,Exchange 2000のサービスを提供する「V-Service for Exchange 2000」とそのOffice XP版の「V-Service for Office XP」がある。ユーザー企業と丸紅のデータ・センターの間は,VPN(Virtual Private Network)または専用線で結ぶ。

 V-Service for Exchange 2000は,クライアントPCにOutlook 2002を導入すれば利用できる。基本利用料金は,1ユーザー当たり月額3980円から(予定)である。

 V-Service for Office XPは,ターミナル・サーバー・ソフトのMetaFrameを使ってOffice XPをデータ・センター内のWindows 2000 Server上で実行し,MetaFrameのクライアント・ソフトをインストールしたパソコンからネットワーク経由でアクセスする。サーバー上に用意する1ユーザー当たりのディスク容量は100Mバイトである。基本利用料金は1ユーザー当たり月額7900円から(予定)である。このほか,Office XPのライセンスを所有していない場合やクライアントOSがWindows 2000/XP以外の場合に,別途Officeやターミナル・サービスの追加ライセンス料が必要になる。

(渡辺 享靖=日経Windowsプロ)