日立製作所は2001年12月21日,プロセッサに米Advanced Micro Devices(AMD)の「低消費電力版 Athlon XP 1500+」(最高動作周波数は1.3GHz)を搭載した企業向け省スペース型デスクトップ・パソコン「FLORA 330サイレントモデル」を発表した。OSは起動時にWindows XP Professionalまたは2000 Professionalを選択でき,価格は12万9000円。

 ほとんどのパソコン・メーカーがユーザーの要求から企業向けパソコンではIntel製のプロセッサを採用している。日立は今回,消費電力およびそれに伴う発熱,冷却ファンの騒音を考慮してAMD製のプロセッサを採用した。

 低消費電力版 Athlon XPは,アプリケーションの負荷に応じて動作周波数を300M~1.3GHzに切り替えて電力消費と発熱を抑える。このため,FLORA 330サイレントモデルは,Pentium 4(1.5GHz)搭載する同社の「FLORA 370」と比べて,最大約50%まで電力消費を低減するという。また,動作時の騒音が一般的なPentium 4搭載の省スペースPCで35~40dBに対して,冷却ファンの回転数の制御によって,約30dBまで静音化したという。Intelはノートパソコン向けに動作周波数を変えられるPentium IIIプロセッサ(最大700MHz)を出荷しているが,デスクトップ向けのものはない。

 その他の仕様は,メイン・メモリーがPC2100対応で128MB(最大512MB),ハードディスクは40GB,24倍速のCD-ROMドライブ,100BASETX/10BASE-T対応のLANインタフェースを搭載する。外形寸法と重量は,幅78×奥行き320×高さ300mm,約6.0kg

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)