ネットワールド(該当サイト)は2月5日,WAN回線の帯域を仮想的に拡張できるキャッシュ装置「ACCELERATORシリーズ」を発表した。出荷開始は3月1日。開発はイスラエルのExpand Networksで,既に世界中で150社以上の稼働実績がある。

 ACCELERATORは,通信データのキャッシュ機能に加えて,パケットに含まれるヘッダなどを圧縮して送信することで,既存のネットワーク環境のままWAN経由の通信を高速化することができる。通常のキャッシュ・サーバーでもHTTPで通信するWebページの表示などを高速に処理することはできるが,ACCELERATORは特定の通信プロトコルに依存することなく,すべての通信を高速にできるのも特徴だ。

 例えば,ターミナル・サービスを利用して本社のサーバーにインストールしてあるアプリケーションを支社から使う場合,WAN回線が128kbps以下の低速であると,アプリケーションのレスポンスが悪くなる。ユーザー数が増えるとレスポンスは益々落ちる。ところが,ACCELERATORを本社と支社の両方に設置すると,2から5倍程度まで向上できるという。

 製品は6種類ありそれぞれの通信速度と価格は,ローエンドの「ACCELERATOR 1800」が128kビット/秒で38万円から,「同2750」は512kビット/秒で55万8000円から,「同2800」は512kビット/秒(1Mビット/秒までアップグレード可能)で55万8000円から,「同4000」は2Mビット/秒までで150万円から,同4000の電源を2重化した「同4002」は168万円から,「同4800」は2Mビット/秒(最大4Mビット/秒にアップグレード可能)で152万円から。

伊藤 康生=日経Windowsプロ