ストレージ・ベンダー大手の米Quantumは3月,テープ・ライブラリにRAIDディスクを組み込み,大容量データを短時間でバックアップできるストレージ装置「DX30」を開発したと発表した。出荷開始は2002年第2四半期。

 DX30はADAM(Adaptive Disk Array Management)と呼ばれる技術を使い,内蔵のディスク装置がテープ装置のエミュレートをしながら,高速にバックアップを行い,最終的にはテープ・カートリッジに落とし込むという方法を採る。コンピュータ側からはテープ・ライブラリとして振る舞い,内蔵のディスクには記憶容量30Tバイト以上のRAIDを使用している。きょう体は高さ2U(1Uは約45mm)のラックマウント型。

 標準的なRAIDディスクとテープ装置を組み合わせてシステムを構築するよりも,低コストに導入できる。また,OSには依存せず,既存のテープ・ライブラリと同じインターフェースなので,ソフトウエアの改良などは必要なく導入の手間が少ない。

(木下 篤芳=日経Windowsプロ)