ドイツの技術コンサルティング専門会社であるRealtech社が,9月から本格的に日本国内での活動を開始した。独Realtech社は,独SAPのERPソフト「R/3」を運用する場合のインフラに関するコンサルティング業務に特化した企業。日本では,マイクロソフトや日本ユニシスと共同出資した日本法人「リアルテックジャパン」(本社:東京都渋谷区)を通じて,Windowsサーバーをターゲットに営業を展開していく。

 Realtechの本社はSAP社と同じドイツのWalldorfにあり,SAP以外に米Microsoftとのつながりも深い。一方,「導入の成否を握るのはパラメータ設定が6割,環境構築が4割というほど,R/3にとってインフラ構築は重要な分野。それにもかかわらず,日本でこの分野を手がける企業がほとんどない」(リアルテックジャパンの横山公一社長)と考え,日本法人を2002年7月に設立した。リアルテックジャパンでは,「R/3をバージョン3.x/4.6cからEnterpriseにバージョンアップする際に,ハードウエアもUNIXサーバーからWindowsサーバーに移行するユーザー企業が主な顧客」(横山社長)とターゲットを考えている。

 7月に設立した日本法人の名称は「リアルテックジャパン」(本社:東京都渋谷区)。社長には,2000年から2002年にかけて日本ユニシスのPCサーバー「ES 7000」とWindows 2000 Datacenter Serverを使いミノルタ社内でR/3を導入した,横山公一氏が就任している。現在の従業員は10人だが,「各社の有能なWindows専門技術者をスカウトした」(横山社長)と語る。今後はRealtechや日本ユニシスも技術者を出向させる予定で,2003年には従業員数を30人に増やし,2005年には20億円の売上高を目指す。

 リアルテックジャパンには,Realtech,日本ユニシス,マイクロソフトのほか横山氏なども出資している。資本金は5400万円で,Realtech,マイクロソフト,日本ユニシスがそれぞれ1000万円(約18%)を出資している。2003年までに2億円に増資し,Realtechの出資比率を30%超にする予定である。

(中田 敦=日経Windowsプロ)