日本ストラタステクノロジーは9月9日,最大4way(物理CPUは8個)まで搭載できる無停止型PCサーバーの新シリーズ「ftServer 6500」を発表した。無停止型のPCサーバーとしては,これまで日本ストラタスと住商エレクトロニクスが販売している最大2wayまでのマシンが最大だった。今回のftServer 6500は,従来モデルに比べてCPU数を増やすと同時に搭載CPUも強化し,同社の最上位構成として約4倍の処理能力を提供できるようにした。

 ftServerは,CPUやメモリー,ハードディスクなど,すべての構成部品を多重化(2重化または3重化)し,ハードウエア間で同期処理を実行して無停止運転を実現するPCサーバー。構成部品に障害が発生しても,サーバーの運転を継続したまま構成部品を切り離して交換できる。そのため,2台のサーバーをフェイル・オーバーのクラスタ構成で利用した場合に比べ,障害が発生した際に切り替える時間が必要なくサービスを停止することがない。また,アプリケーションに関しても,利用するために特別な仕組みを作り込む必要がない。

 ftServer 6500の価格は2way(物理CPUは4個)の1.6GHz Xeon MPを搭載した基本モデルで1999万円から(Windows 2000 Advanced Server含む)。9月13日から出荷を開始する。

 日本ストラタステクノロジーでは,同時に従来モデルのCPUを2.4GHzのXeonに強化した「ftServer 5240」も発表している。750MHzのPentium III Xeonを搭載する旧製品と比較して2.8倍の性能になるという。価格は1way(物理CPUは2個)の構成で1043万円から(Windows 2000 Advanced Server含む)。出荷開始はftServer 6500と同じ9月13日から。

 無停止型のPCサーバーは,現在日本ストラタステクノロジーの「ストラタス方式」と住商エレクトロニクスの「マラソン方式」が2大方式。ストラタス方式が専用設計のマシンなのに対して,マラソン方式は既存のPCサーバーを専用のアダプタと光ファイバーで接続して高可用性を実現する。現在,住商エレクトロニクスは日本IBMのPCサーバーを採用した製品を販売する。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)