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 米Microsoftが今週に入って,次世代Windowsに関するいくつかのうわさについてコメントした。まず,開発コード名「Longhorn」で開発が進んでいる次世代Windowsは,デスクトップOSとしてだけリリースされる。当初計画されていたLonghornベースのサーバーOSはリリースされないことになった。一方,Longhornの後継版であるコード名「Blackcomb」のOSはサーバーOSとしてのみリリースされることになった。また,Microsoft社内でLonghornのリリース目標時期が変更されたといううわさについてはきっぱりと否定した。Longhornのリリース時期についてはMicrosoftの公式コメントにも幅があるのだが,いずれにしても2004年か2005年にはリリースされるということになる。

 今回の決定についてMicrosoftの担当者は11月11日,次のように話した。「Windows製品のリリース戦略とその時期はカスタマの要求によるところが大きい。カスタマの間では,むやみに革新的なものを乱発するのではなく,彼らがきちんとそれを使いこなせる下地が整う時期に合わせてリリースして欲しいという声が大きい。我々はユーザーのシステム導入に一定のサイクルやそれに伴う予算の問題があること,そしてまもなくリリースされるWindows .NET Server 2003に大きな関心が寄せられていることなども鑑みて検討を加えた。そしてLonghornの完成時期にもう1本別のサーバーOSをリリースすることは,多くのカスタマのニーズに合致しないと判断した。Windows .NET Server 2003の後継製品となるサーバーOSは,Longhornとは別の,『Blackcomb』というコード名の製品になる。現時点でBlackcombのリリース時期は決まっていないが,これもやはりカスタマが何を求めているかということに基づいて判断することになるだろう」。

 詳細は依然として不明だが,Longhornには興味深い新機能がいろいろと追加される見込みだ。3次元グラフィックスと対話的なアニメーションを使った新開発のユーザー・インターフェース,「Windows Future Storage(WinFS)」と呼ばれるSQL Serverベースのファイル・システム,Microsoftのオンライン・サービス「MSN」用クライアント「MSN 8」のユーザー・インターフェースに似た,「サイドバー」と呼ばれる,スタート・メニューの補助機能などである。筆者は,先日Microsoftから流出したLonghornのアルファ版に関する情報をもとに,Longhornのプレビュー情報を更新する準備を進めている(関連記事)。興味のある読者は私のサイト「SuperSite for Windows」を心に留めておいて欲しい。