米Microsoftは企業向けにセキュリティ機能などを備えたインスタント・メッセージング・サービス(IMサービス)「MSN Messenger Connect for Enterprise Service」を米国時間11月13日に発表した。リリース時期は2003年の第1四半期の予定。

 MSN Messenger Connectは,同社既存のインスタント・メッセージング・サービス「MSN Messenger Service」に,企業向けに高いセキュリティを確保したほか,企業の管理者がやり取りするメッセージを監査したり,ログを保存できる機能を追加した。これで企業は管理されたネーム・スペースのもとで,顧客との効率的なコミュニケーションを図ることができる。

 ただしこのサービスは,Microsoftにとって当座しのぎの手段である。同社は企業内で音声通話やビデオ会議などのリアルタイム・コミュニケーションを実現するReal Time Communications(RTC) Server製品を開発中だ(開発コード名「Greenwich」)。

 Greenwichは,当初Windowsサーバーの次期版「Windows .NET Server 2003」の一部として組み込まれる予定だったが,その機能を抜き出して別途提供することになっている。MSN Messenger Connectは,Greenwichの遅れを埋めるためにリリースされる。「MSN Messenger Connectは,Greenwichテクノロジのプレビューに相当するものだ」(Microsoft)という。