米MicrosoftのCFO(最高財務責任者)であるJohn Connors氏は米国時間の12月4日,ハイテク産業の株式評価および企業利益は安定しており,うまくいけば,ハイテク株は回復して景気が反転する,とアナリストに説明した。Windows製品で独占的に85%もの利益を得ていることを明らかにしたわずか数週間後,常に用心深い大手ソフトウエア会社の重役から不意に有望な観測が聞かれた。しかし,Connors氏はマイクロソフトが前の四半期で売り上げを26%増加させ,2倍以上の利益を記録したのを「異例」の四半期だと,再び抑制した。

 Connors氏は,会社は次の四半期では成長が1桁台に落ちることを予想していたにもかかわらず,マイクロソフトは大成功のための準備をしていたという。Windowsの成功を脱線させられる1つの要因がLinuxだ。Connors氏は「デスクトップ市場でのLinuxのどんな成功も,Microsoftに破滅的な影響を与えるだろう。なぜならば,PCのプリインストール・ビジネスは,キャッシュ・フローと利益の驚くべき投資の流れのようなものだ」という。Connors氏は「もしLinuxがデスクトップで主流になれば,弊社の成長は困難になる」と認める。

 しかし今日,Linuxは中小規模システムの安いWebやファイル/プリント・サーバーなどで人気があるにもかかわらず,PCのデスクトップ上では成功していない。現在6億台以上のデスクトップPCが使われており,Connors氏は「そのほぼすべてでWindowsが稼働している」という。 Linux,すなわち他のデスクトップOSが,市場ですぐにそのようになることはないだろう。