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 トレンドマイクロは1月15日,企業向けウイルス対策戦略「トレンドマイクロ エンタープライズ プロテクション ストラテジー」(TM EPS)に対応した製品の第2弾を発表した。TM EPSは,ウイルスの発生から感染被害が終息するまでの流れを「事前対策」「ウイルス検出/駆除」「回復/損害診断」という3つのフェーズに分け,各段階で適切なウイルス対策を施すことにより社内システムを包括的に保護するサービス戦略。2002年10月には,この戦略に沿った第1弾の製品が登場したが,これだけでは十分ではなかった。今回の発表により,TM EPSを具現化する製品がようやく出そろうことになった。

 今回発表された製品は,(1)クライアントPC向けウイルス対策ソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション 5.5」,(2)ファイル・サーバー用ウイルス対策ソフト「ServerProtect 5.5」,(3)グループウエアNotes用の「Interscan for Lotus Notes 2.6」,(4)Web経由で送られるウイルスを検知する「Interscan WebProtect」,(5)Exchange用のウイルス対策ソフト「Interscan for Microsoft Exchange 6.1」,(6)ウイルス対策ソフトの管理ソフト「Trend Micro Control Manager 2.5」(以下Control Manager 2.5)の6つ。(1)~(4),(6)は3月に,(5)は7月に出荷開始する。

 このうち,製品の概要が明らかになったのは(6)のみである。Control Manager 2.5は,TM EPSの中核を担う製品で,2002年10月に出荷された「Trend Micro Control Manager 2.1」の後継製品に当たる。

 Control Managerは,TM EPSの「事前対策」「ウイルス検出/駆除」「回復/損害診断」の各フェーズにおいて,(1)~(5)のウイルス対策製品を適切にコントロールするソフトである。例えば,新種のウイルスが発見されからパターン・ファイルが提供されるまでの「事前対策」では,トレンドマイクロから「アウトブレークプリベンションポリシー」と呼ぶ,ウイルスの特徴や振る舞いが記述されたファイルをダウンロードする。この情報に基づいて各ウイルス対策ソフトに,特定ファイルやメールを削除するよう指示するのだ。これにより,ウイルス対策ソフトが最新のパターン・ファイルを取得するまでの間,当該ウイルスの感染を防いでくれる。

 新版のControl Managerは,アウトブレークプリベンションポリシーのスケジュール機能や,通信ポートの開閉,ネットワークの遮断を実行できるようになった。また,(1)~(5)のウイルス対策製品が導入されたマシンからOSの種類やセキュリティ・パッチの適用状況などのステータス情報をリアルタイムに収集できる。

(小野 亮=日経Windowsプロ)