マイクロソフトは5月15日,Libertyというコード名で開発していた64ビット対応のデータベース管理システム「SQL Server 2000(64-bit)」を正式発表した。Windows Server 2003の Enterprise EditionとDatacenter Editionの64ビット版で動作する。発売はボリューム・ライセンス向けが6月2日,パッケージが6月25日と,Windows 2003と一緒に提供を開始する。

 SQL Server 2000(64-bit)は,Service Pack 3を適用したSQL Server 2000を,インテルの64ビットCPUであるItanium向けWindows Server 2003上で利用できるようにしたもの。32ビット環境を対象としたこれまでのSQL Server 2000と比べ,4Gバイトを超えるデータもメモリー上で透過的に扱えるようになり,大規模なデータを取り扱う金融やビジネス・インテリジェンス(BI)といった分野での利用に向いている。

 これまでのSQL Server 2000とは,ストアド・プロシージャを含めデータについての完全な互換性を保っている。クライアントやアプリケーションとの互換性も保っており,これまでの32ビット向けのアプリケーションがそのまま利用できる。

 SQL Server 2000(64-bit)のライセンス体系は,既存の32ビット版と同一にしている。具体的には,サーバー向けには主にWeb環境で使う場合を想定したプロセッサ単位の「プロセッサ・ライセンス」と,クライアント向けのCAL(Client Access License)と組み合わせて利用する「サーバー・ライセンス」の2つを用意する。ライセンス価格も既存のSQL Server 2000と全く同等で,例えばこれまでSQL Server 2000を使っていたユーザーが追加ライセンスなしに64ビット版に移行することも可能だ。

(根本 浩之=日経Windowsプロ)