アドビシステムズは7月30日,企業内の書類申請プロセスを電子化するサーバー・ソフト「Adobe Document Server For Reader Extensions」と,グラフィック/イメージング・サーバー・ソフト「Adobe Graphics Server 2.0」を同日より出荷開始すると発表した。また,これら2製品の拡販に向けて,システム・インテグレータの日立ソフトウェアエンジニアリングと提携したことも発表した。

 Adobe Document Server For Reader Extensionsは,Adobe Reader(旧Acrobat Reader)の機能を拡張するソフト。電子証明やデータのローカル保存・送信,フォーム・フィードでの入力支援,書類添付といった特別権限を付与することで,PDFデータにコメントを記入して送り返したり,承認や変更管理のためのデジタル署名を記入したりできるようになる。

 Adobe Graphics Serverは,画像の作成作業を自動化するサーバー・ソフト。画像データの解像度や色数を用途に応じて画像ファイルを最適化処理することで,画像の作成・更新に要する時間とコストを削減できるようになる。日本での出荷はこの2.0が初めて。新版の2.0では,Webと印刷の両方のワークフローに利用可能となったほか,EPSとPDFへの対応,SVGファイルからPDFへの変換など,機能強化されている。

 稼働環境は,2製品ともWindows 2000/Solaris 8。価格はオープン。同製品を販売する日立ソフトウェアエンジニアリングでは,Adobe Document Server For Reader Extensionsが1万円前後(250ユーザーの場合の1ライセンス当たり)から,Adobe Graphics Server 2.0が100万円前後からの実売価格を予定している。

(小野 亮=日経Windowsプロ)