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 NECは9月4日,Windowsパソコンの新製品「VALUESTAR TX」と「LaVie L」を発売した。これらは「無線LAN規格3方式に対応」「書き込み型DVDの全規格に対応」などが“目玉”である新製品だが,それ以上に注目すべき点がある。それは,この新製品が搭載するWindows XPが,「Blaster」ワームが狙う「MS03-026」のセキュリティ・ホールを出荷時点で修正してあるという点だ。

 通常,パソコンにプリインストールされるWindows OSへの修正は,Service Pack(SP)のレベルなことが多い。しかし,現在はMS03-026のセキュリティ・ホールを狙ったBlasterワームや,「Nachi(Welchia)」ワームが蔓延しているため,「買ってきたパソコンをインターネットに接続するだけでワームに感染する」という状況になっている。このような状況でも安心して利用するため,NECではWindows XPの新SPの提供を待たずに,自社で修正パッチをあらかじめWindows XPに適用して,新製品を出荷する。出荷開始日はいずれも9月11日である。

 同様の取り組みは,富士通やソニーも秋冬モデルの新製品から実施する予定である。ただし,NECのパソコンにしても,現在店頭に並んでいるモデルは,セキュリティ・ホールが無修正のままだ。新製品出荷後もしばらくは,セキュリティ・ホール修正済み製品と未修整済み製品が混在する状況となるため,注意が必要となる。

(中田 敦=日経Windowsプロ)