デスクトップ管理ソフトLANDesk Management Suiteを開発・販売する米LANDesk Softwareは,第4四半期にLANDeskのパッチ管理を強化するソフトの提供を予定している。このほど,同社CEO兼社長であるJoe Wang氏が来日し,新製品の特徴と,日本市場の展望などを聞いた。会見の趣旨は以下の通り。

-パッチ管理のソリューションを提供する新製品は具体的にどういう製品になる予定か

 個々のデスクトップPCやサーバーのセキュリティ・パッチ適用状況の把握から,適用したパッチがきちんと当たっているどうかの確認までの一連の作業を実行してくれるのが特徴だ。Windowsだけでなく,LinuxやMacintosh,UNIXまでもカバーする。

-今後セキュリティに注力していくのか

 今回の新製品からセキュリティを強化したわけではない。LANDesk Management Suiteでも,パッチの配布は可能になっている。コロラド州のボルダー市の公共機関は,Service Packを適用していないマシンが300台あったが,LANDesk Management Suiteのソフトウエア配布機能を利用することで,今世間を賑わしているワーム「Blaster」からシステムを守れ,「大変感謝している」というメッセージをいただいた。

-日本と北米,ワールドワイドでニーズの違いはあるか

 細部の違いは様々だが,システム管理者が抱えている基本的な悩みは共通で,ニーズも同様だ。実際,同社の製品の販売にも表れている。55%が北米を除く売り上げだ。しかし,ライセンス監視関係で日本と北米に違いがある。よく見られるのが,資産管理はきちんとやっているが,本当にその数のライセンスが必要なのかどうかを吟味していないということである。日本では1000台パソコンを購入すると,ソフトウエアのライセンスも1000購入しているようだ。北米のシステム管理者は本当にそれだけ必要なのかよく考えている。裏を返せば,日本市場はまだまだ進出できる余地があるということだ。

-業績はどうか

 大変好調だ。IPO(株式公開)の関係で詳しくは発表できないが,前年までは6.9%ずつの伸びを示していた。今年の第2四半期に限っていうと,前年比30%強の伸びを示している。

-今後,注力していくところは

 リモート・コントロール,ソフトウエア配布,ソフトウエア・ライセンス監視,インベントリ管理,OSイメージ作成と移行といったデスクトップ管理ソフトの5本柱は機能アップを図っていく。具体的には,サーバー監視の機能強化,ノートPC向けテクノロジに対応していく予定だ。また,セキュリティではパッチを適用しても,そのマシンに問題(トラブル)は発生しないかを調べる支援ツールも検討していきたい。

(小野 亮=日経Windowsプロ)