インテルは9月9日,64ビット・プロセッサItanium 2のラインナップに新たに2種のCPUを追加した。3次キャッシュを抑えて低価格化を図ると同時に,消費電力の少ない低電圧版を追加しItanium 2の適用領域拡大を狙う。今回の新製品は,2CPU以下のエントリ・サーバー機またはワークステーション向けのCPUと位置づけている。同社エンタープライズ・ソリューションズ・グループ プラットフォームマーケティング部長の小山信寛氏は「価格を戦略的に下げて,(Itanium 2の)普及を進めるためのモデル」と語っている。

 新CPUの1つは,動作周波数1.4GHzで,3次キャッシュ・メモリーとして1.5Mバイトを搭載したもの。価格は13万8500円と,7月に発表された4Mバイトの3次キャッシュを搭載する1.4GHz動作のCPU(26万5400円)と比べ約半分の価格に抑えた。1.3GHz動作で3Mバイトの3次キャッシュを搭載した廉価版(15万7200円)よりも低価格となっている。

 もう1つの新CPUは低電圧で動作し消費電力を抑えたもの。動作周波数は1.0GHz,3次キャッシュは1.5Mバイトを搭載している。最大消費電力は62Wと従来製品の約130Wと比べ半分以下に抑えており,価格は8万7900円。このCPUで,ワークステーションや省スペース型サーバーなどへの普及を期待している。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)