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 古いWindowsを利用中でインターネットにブロードバンド接続できない人々のために,米Microsoftはセキュリティ・アップデートCD-ROMのリリースを検討している。このCDを使えば,Windows Updateで同社が提供しているセキュリティ・パッチをオフライン状態でインストールできる。先週Microsoftがテスターたちに送った電子メールによれば,このCDのベータ・テスト(Windows Security Update CDベータと呼ばれている)は,もうすぐ開始される。対象とするWindows OSは,Windows 98,Windows 98 Second Edition(SE),Windows Millennium Edition(Me)である。

 「この特別なセキュリティ・アップデートCDは,低速なダイヤルアップ回線でインターネットに接続しているユーザーやMicrosoftのWebサイトから定期的にセキュリティ・パッチをダウンロードしていないユーザーにとってメリットがある」とMicrosoftがテスター向けに送った電子メールに記されている。ベータ・テストは12月中旬に始まる予定だが,Microsoftはリリース時期を明らかにしていない。

 Microsoftは同社のソフトウエア製品に内在するセキュリティ問題に関して,ますます強い批判を浴びている。Microsoftは重要なセキュリティ・パッチをユーザーのコンピュータに自動配布するWebベースの方法を何年も提供している。しかし,これは低速なインターネット接続回線のユーザーや,そもそもインターネットに頻繁にアクセスしないユーザーに対して有効ではないという批判があった。もしWindows Security Update CDがリリースされれば,こうした批判に対応できるだろう。ただし,MicrosoftがどのようにしてこのCDの存在を告知し,どうやってユーザーに配布するのかは不明である。

 一方,このようなCDの配布は今回限りになりそうだ。将来のWindowsバージョンでは,Microsoftはブロードバンド回線の普及を見込んで,ユーザーのシステムにセキュリティ・パッチを霧雨のように降らしていくだろう。

(Paul Thurrott)