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 オービックビジネスコンサルタント(OBC),日本ヒューレット・パッカード(HP),マイクロソフトの3社は4月27日,64ビット版のWindows Server 2003を使ったERPシステムの販売において協業すると発表した。これまで,オフコンなどを使ってきた中堅企業の基幹システムをWindowsで年間約500社リプレースすることを狙う。

 OBCの奉行21 Ver.IIは,経理・販売・生産といった基幹業務を構築するための中堅・中小企業向けパッケージ・ソフト。今回の協業にはこの奉行21 Ver.IIをWindows Server 2003とSQL Server 2000それぞれの64ビット版を使った環境上に移植した奉行21 Ver.II新ERP64bitを用いる。ハードウエアとしてはプロセッサにItanium 2を使ったHP Integrityサーバを使う。

 移植に当たっては日本HPとマイクロソフトの協力を得ることで,32ビットと比べて処理性能が最大で約2倍向上している。これにより,従来よりも少ないサーバー台数で,より高負荷な処理を実現でき,運用管理などの費用を削減できるという。OBCでは,この64ビット構成のシステムを,中堅の上位企業などより高い負荷を要求される基幹システムの推奨標準構成として推奨していく。

 3社は今後,セミナーやトレーニング,システム設計・提案活動を共同で実施する。セミナーは商品の説明や導入事例などを紹介する活動を,オフコンなどのユーザー4700人を集めて実施する。トレーニングではOBCのパートナ各社に対し,戦略や製品説明を実施する。システム設計・提案活動では,日本HPの市ヶ谷事業所内にある「HP Itaniumソリューションセンター」にある実機を使って,導入予定ユーザーにシステムのサイジングを実施する。

 「現在日本にある230万社中のうち225万社が中堅・中小企業」(OBC代表取締役社長の和田 成史氏)と言われている。その中では現在オフコンが約5万台使われていると3社では推測しており,今回協業を発表した新64ビット・システムと,従来の32ビット・システムの両方を合わせて,Windowsに年間約500件のリプレースを目指す。

(根本 浩之=日経Windowsプロ)