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 米Microsoftは5月4日,米ワシントン州シアトルで「Windows Hardware Engineering Conference(WinHEC) 2004」を開催した(開催期間は5月4~7日)。今年のWinHECはLonghornに関する日程を数多く組んでおり,参加者の期待に背くことはないだろう。Microsoftはディジタル・メディアの進歩や携帯機器,Media Center,ローレベルのグラフィックス機能,その他の関連技術を含むLonghornのさまざまな機能強化を紹介する予定だ。

 WinHEC 2004の参加者は,Longhornのアルファ・ビルドを受け取るはずだ。2004年10月にロサンジェルスの「Professional Developers Conference(PDC)」でアルファ版より前段階のビルドを配布して以来のこととなる。

 新しいビルドは,まだ中間的なテーマしか備えていない。つまり,Microsoftが2005年にテスターたちへ提供する予定のAvalonベースのユーザー・インターフェースは備えていない。Microsoftは「Windows Platform Software Development Kit(SDK)」の新版も配布する。それは新しいビルドの基礎となる技術を開発者が早く理解する助けになる。

 今週MicrosoftはLonghornを稼働するのに必要なシステムの条件を発表する予定だ。それは以前のどのWindowsの必要条件よりもはるかに現実的なものになるだろう。「われわれはハードウエア・メーカーに対して,高性能なLonghornシステムを実現するために,広義のガイダンスを提供するつもりだ」とリード・プログラム・マネージャのGreg Sullivan氏は語った。

 アナリストによると,最小限の必要条件は,4GHzのCPUと1Gバイトのメイン・メモリー,内蔵された無線LAN機能と,DirectX 9に対応で128Mバイトのメモリーを搭載した3Dアクセラレータになる――と予測している。しかし,推奨システムははるかにもっとパワフルなものになる。いずれにしろ,必要条件だけで,現在利用可能などんなPCシステムの能力も越えることになりそうだ。

 MicrosoftはWinHECでLonghorn以外のことにも触れる予定だ。Microsoftグループ副社長Jim Allchin氏の基調講演では,同社はWindows XP Service Pack 2(SP2)の出荷をさらに2004年夏の終わりまで遅らせる。

(Paul Thurrott)