デルは6月4日,中小規模システム向けPCサーバー5製品を最大31%値下げすると発表した。目玉は28%値下げして税込み3万2160円(税別価格は3万600円)になるエントリ・モデルの「PowerEdge 400SC」。大手サーバー・メーカーの製品としては,最も低価格な製品となる。構成は2.4GHzのCeleronプロセッサ,128Mバイトのメモリー,40Gバイトのハードディスク。

 PCサーバー・エントリ機の値下げ競争はデルを中心に従来から行われていた。最近では,日本IBMが送料込みの価格でデルより安い価格を提示したり(既報),つい3日前(6月1日)には日本ヒューレット・パッカードが通常販売価格で4万円を切る製品を発表したばかり(既報)。主に外資系メーカーのシェア争いにより,競争はさらに激化している。一方,NECの最廉価機は5万円前後,富士通は価格競争が繰り広げられているWeb直販は実施しておらず,国産メーカーはやや水をあけられた状況だ。

 従来のデルの手法は,やや高めの値付けをしながら期間限定のキャンペーンと称して競合製品を少し下回る価格を提示していた。今回は通常価格を大幅に値下げして,他社を引き離す狙いだ。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ