日本ヒューレット・パッカード(HP)は7月1日,ハードディスクのホット・スワップ機能を備えたタワー型のPCサーバー「ProLiant ML110 SATAモデル」を発表した。ML110は最小構成で4万円以下のモデルを用意しているエントリ・クラスPCサーバーのシリーズで(関連記事),今回のSATAモデルはML110シリーズの中では最上位モデルに当たる。10万円前後のエントリ・クラスの製品にホット・スワップ機能を備えるのは,大手サーバー・メーカーのサーバーとしては初めて。

 ホット・スワップ機能は,マシンの電源を入れたままで周辺機器の接続や取り外しができるというもの。サーバーでは可用性を向上のためハードディスクをRAID構成にすることが多いが,ホット・スワップ機能がないと故障したディスクを交換する際にマシンを止める必要がある。このようにサーバーの運用性を高めるホット・スワップ機能だが,従来は20万円以上するミッドレンジ以上の製品でのみ提供されていた。

 ProLiant ML110 SATAモデルの最小構成はCPUが3.0GHzのPentium 4,256Mバイトのメモリー,80GバイトのシリアルATA対応ハードディスクで9万9750円(Web直販価格)。オプション部品の価格も抑えており,250Gバイトのハードディスクを4台搭載して総容量を1Tバイトに増強した構成でも21万5250円となる。なお,ProLiant ML110 SATAモデルのインターフェースは64ビット/66MHzのPCI-Xスロットを3つ,32ビット/33MHzのPCIスロットを2つ,ギガビット・イーサネット・ポートなどを備えている。

 今回の新モデル発表と同時に,日本HPはPCサーバーやストレージ製品の購入を検討しているユーザーに機種選定から購入までを支援するポータル・サイト「HP ProLiant e構成ナビ」を開設した(該当サイト)。製品に関する情報以外にも,「サーバーとクライアントの違いは?」といった基礎知識や「RAID」「クラスタ」などの用語解説も掲載している。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ