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 米Microsoftは7月22日,会計年度の第4四半期(2004年4~6月)で92億9000万ドルの売上高と31億3000万ドルの営業利益を上げたと発表した。売り上げは昨年の四半期比で15%増である。通年では368億4000万ドルの売上高で81億7000万ドルの営業利益を上げた。

 こういう発表は最近ではニュースにならないし,常に信じがたい財務上の数字を稼ぎ出すMicrosoftの姿にはもう慣れてしまった。しかしこの四半期の収益は,興味深いマイル・ストーンを記すものだ。Microsoftは今まで20年間,毎年連続して成長を続けてきた。それこそ同社が約600億ドルもの驚嘆すべき現金資産を生み出せた理由である。その成長は,先週発表された株主へ750億ドルを還元する4カ年計画につながった。

 もう1つ別の興味深い統計値がMicrosoft社上級副社長兼最高財務担当役員(CFO)のJohn Connors氏によって披露された。明らかに同氏はMicrosoftの成長が鈍っているという心配を和らげようとしている。「われわれはeBayの2つ分,またはYahooの2つ分に相当する規模の会社に成長した。われわれの決算書では,これが成長する会社の証だとしている」と語った。

 株主に750億ドルを配当するMicrosoftの計画について言えば,その計画の最大の受益者は,ほかでもないMicrosoft会長兼チーフ・ソフトウエア・アーキテクトのBill Gates氏である。発表された通りに計画が実施されれば,彼は今年12月に33億ドルという相当な金を受け取ることになる。

 しかし心配は無用だ。Gates氏はその金をうまく使うだろう。彼はその全額をBill and Melinda Gates財団に寄付する計画を立てている。同財団はこの基金を世界中の教育や保健や著作権の危機と戦うために使うだろう。今回の寄付は,同財団を世界中にある同種の組織でも最大級のものになるはずだ。同財団は既にかなり大きな規模になっていて,2000年以降既に72億円を超える額を外部に出資している。同財団はAIDS研究や幼年期のワクチン接種などの福祉事業に寄付してきたし,アフリカと東南アジアを含む世界中の最貧国のいくつかにも寄付をしている。

(Paul Thurrott)