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 米Microsoftでサーバー製品ならびに開発ツールを統括するEric D. Rudderシニア・バイス・プレジデントは8月3日,東京都内で記者会見を行い,今後のサーバー製品や開発ツールのロードマップについて説明した。同社では2005年に,Athlon 64やOpteronなどの「x64プロセッサ」(64ビット拡張をしたx86プロセッサ)に対応した「Windows Server 2003 64-Bit Edition for 64-Bit Extended Systems」や,データベース管理ソフトの新版「SQL Server 2005」,開発ツールの新版「Visual Studio 2005」をリリースする予定。また2005年後半に出荷予定の「Windows Server 2003 Release 2(R2)」(Windows Server 2003に追加機能を加えたもの)については,ベータ版の公開が2005年になることを明らかにした。

 記者会見でRudder氏はまず,全世界で稼働するサーバーのうちの62%がWindowsであること,SQL ServerやExchange Serverの売上高が急増していること(SQL Serverの売り上げは年率20%増,Exchange Serverを利用するユーザー数は年率30%増という),米国でMicrosoftの.NETテクノロジを利用する技術者の比率が増していることなどを強調した。同社によれば,米国においてプロの開発者が.NETテクノロジを利用する比率は,2002年第2四半期では25%だったのが,2003年同期には37%に,2004年同期は40%にまで増えているという。

 また2005年に登場するSQL Server 2005やVisual Studio 2005については,多くのサード・パーティが対応業務アプリケーションを開発中であると述べた。今回の記者会見では,基幹業務用ソフト「SMILEαADシリーズ」を販売するOSKや,同じく基幹業務用ソフト「PCA Dream21」を販売するピー・シー・エーが,両ソフトへの対応をアピールした。ピー・シー・エーの大炊良晴社長は「SQL Server 2005における可用性の向上やセキュリティの強化,レポーティング機能の強化などに期待している」と述べた。

 このほか質疑応答でRudder氏は,同社が「microsoft.com」や「MSN」のWebサーバーの64ビット化を計画していることを明らかにした。同社は2005年にx64プロセッサに対応したWindows Server 2003 64-Bit Edition for 64-Bit Extended Systemsを出荷する予定。64ビットOSについてRudder氏は「64ビット化のメリットは,巨大なデータを扱うサーバーや,非常に多くのユーザーの要求を同時に処理するサーバーで享受できる。接続数が非常に多いWebサイトもメリットが得られる好例であり,Microsoft自身がmicrosoft.comやMSNで利用するIIS(Internet Infomation Services)の64ビット化を検討している」と語った。

(中田 敦=日経Windowsプロ