「メールやWebサイトの使い方は,過去数年間で劇的に変化した。古いツール(アプリケーション)ではなく,最新のツールこそがエンド・ユーザーの生産性を向上させる」――米MicrosoftでOffice Systemの製品開発やマーケティングの指揮をとるJeff Raikesグループ・バイス・プレジデント(写真)は11月5日,記者向けのラウンド・テーブルで語った。

 Raikes氏は,第一製薬や住友信託銀行,新生銀行などにおけるOfficeやSharePoint Portal Serverの導入効果を示しながら,業務効率の向上を訴えた。例えば,新生銀行は情報検索のための時間を9割削減できたり,業務プロジェクトのためのサイトを構築する時間が2日間へと従来の1カ月から短縮できた,という。

 とはいえ,ユーザー企業がOffice Systemを最新版にアップグレードするには,多額のコストがかかる。Raikes氏は,「すぐに現れる効果と,そうでない効果がある。だが優秀なリーダーは,その効果を直感的に理解しているし,業務目標を達成するためには,エンド・ユーザーの生産性向上が重要であることも理解している」と説明する。例えば,電話が全社員の机上に設置してあるのは,効果を測定したわけではなく直感によるものだ,という。

 「Office 2003は,これまでのなかで最も成功したリリースであり,SharePointはMicrosoftの歴史のなかでも劇的に売上が伸びている製品」と,Raikes氏はOfficeビジネスの好調ぶりをアピールした。

(坂口 裕一=日経Windowsプロ

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