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 これまでしばしば延長されてきたWindows NT 4.0のサポート期間が,2004年12月31日でいよいよ終了する。これに伴い米Microsoftは先週末,企業内でNT 4.0を今後も利用し続けるユーザーに対して提供する有償サポートの詳細を明らかにした。有償サポートは「カスタム・サポート」と呼ばれ,当初の提供期間よりも1年長い2006年12月31日まで提供される。

 Microsoft Windowsサービサビリティ部門のシニア・ディレクターであるPeter Houston氏は「私たちは,顧客がNT 4.0から新しいバージョンのWindows Serverに移行するのに,実行計画の上で最大限の柔軟性が得られるよう努力しています。有償のサポート・サービスを2006年末まで提供することによって,Windows NT Server 4.0の企業顧客に対して10年間のサポートを提供することになります。これは当社が今年5月に発表した,現行製品は『5+5』の計10年間サポートするというライフサイクル・サポート・ポリシーと同等のものです」と述べている。MicrosoftがNT 4.0をリリースしたのは1996年7月のことであり,その後サーバーではWindows 2000とWindows Server 2003が,デスクトップ製品ではWindows 2000とWindows XPが登場している。

 またMicrosoftは,NT 4.0のユーザーに対して提供するカスタム・サポートの詳細も変更している。これまでMicrosoftは,カスタム・サポートでは「緊急」のセキュリティぜい弱性に対してのみ修正パッチを提供するとしていたが,NT 4.0のカスタム・サポートでは「緊急」と「重要」のぜい弱性に対して,修正パッチを提供することにした。またカスタム・サポート自体も,従来は6カ月単位で契約する必要があったものを,3カ月単位で契約できるようにしている。

 今回NT 4.0のサポートが拡大されたといっても,あくまでもMicrosoftが掲げる「5+5」のプロダクト・ライフサイクル・ポリシーの範囲内に過ぎない。もちろん,NT 4.0のユーザーにとっては,サポート延長のおかげで移行作業が多少は容易になるだろう。またNT 4.0のサポート拡大に伴い,MicrosoftはExchange 5.5のサポートも延長することを発表した。Exchange 5.5は2005年末でサポートが終了する予定だったが,NT 4.0のカスタム・サポートの期間と同じ2006年末までサポートされる。

(Paul Thurrott)

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