ヴイエムウェアは12月15日,同社のサーバー向け仮想マシン・ソフトの新版「VMware ESX Server 2.5」の発売を開始した。SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)関連の機能が強化されている。同時に,仮想マシンの管理ツールであるVMware VirtualCenterをバージョン1.2に更新し,ESX Server 2.5に対応させた。

 VMware ESX Serverは,ホストOSが要らないサーバー向け仮想マシン・ソフト。バージョン2.5では,SANからESX Serverのカーネルを直接起動できるようにした。これによって,仮想マシンをディスクレス・サーバーなどでも運用できるようにした。さらに,仮想マシンからSANへの直接アクセスを可能にした。ゲストOSが,実機上で実行されているかのように,SANにアクセスできる。仮想マシン上でも,バックアップ・ソフトなどSANへのネイティブ・アクセスを必要とするソフトを実行できる。

 仮想マシン・ソフトは,実機で動いているOS上に仮想的なハードウエアを用意して,別のOSを動作させられるソフト。実機で動くOSをホストOS,仮想マシンの上で動くOSをゲストOSと呼ぶ。ESX Serverは,仮想マシン・ソフトとしては例外的にホストOSが不要で直接実際のハードウエアの上で動作する。ホストOSを必要とする仮想マシン・ソフトに比べて,ゲストOSを動かすためのオーバーヘッドが少ないが,対応周辺機器が制限されていた。

 価格はオープン。サブスクリプション契約をしている既存のユーザーには,無償でバージョンアップする。

(山口 哲弘=日経Windowsプロ

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