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 論議を呼んだ米Hewlett-Packard(HP)のCarly Fiorina CEO(最高経営責任者)は,同社の役員会によって追い出された。Fiorina氏は,米コンパックコンピュータとHPの悲惨な大型合併の先頭に立った。そして2004年,米Apple ComputerのiPod MP3プレーヤを扱うために,痛々しいほど一方的な取引をAppleと結ぶことで名声を得た。

 Fiorina氏は,「役員会と私が,HPの戦略を実行することについて,意見を異にしたのは残念だが,役員会の決断を尊重する」と,今朝の声明で述べた。「HPは偉大な会社です。HPのすべての人々に将来,多くの成功を願います」(同)という。Fiorina氏が述べた役員会との意見の違いとは,2~3製品について企業精神を貫く議論に関係するようだ。Fiorina氏は,過去に会社を分けることを3回真剣に考えたが,結局しないことを決めた,公に語っていた。

 2005年初め,Dellとの財政上破壊的なシェア戦いを支えられないことが分かったとき,Fiorina氏に不幸がやってきた。2年間,Dellからパソコン・メーカー最大手の王冠を手に入れようと苦労した後,HPはパソコン・ビジネスを小さくする代わりに,より有益なものにしようと最終的に発表した。

 HPはCEOの後任を探す間,Robert Wayman CFO(最高財務責任者)を暫定のCEOに任命した。Wayman氏はこの間,CFOも兼務する。

(Paul Thurrott)

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