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 米Microsoftは今週,デジタル・カメラの「Raw」(ロー)データをWindows XPとLonghorn(次期Windowsの開発コード名)で処理できるようにすることを明らかにした。Windows XPでは,2~3週間のうちにPowerToyという無償のアドオン・ツールとして提供する。2006年遅くに発売されるLonghornでは,それをさらに強化した機能を搭載するという。

 デジタル・カメラのRawデータは,しばしば「デジタル的なネガ・フィルム」にたとえられる。圧縮や画像処理が施されていない生の撮影データで,カメラ本来の解像度になっている。プロの写真家を中心に,JPEGのような圧縮されたフォーマットより望ましいとされている。

 Rawデータを処理するに当たっては問題もある。個々のデジタル・カメラごとにそれぞれ少しずつ違った形式で記録されることだ。そのため,MicrosoftはLonghorn用の機能はキヤノン,ニコン,富士写真フイルム,Adobe Systemsらと共同で開発を進めている。Longhornでは,RAWデータ画像の表示・印刷・編集を可能にする予定。Windows XP用のPowerToyでは,画像の表示と印刷のみが可能になる。編集には,Adobe PhotoShopのようなツールが別途必要になる。

 Microsoftは,上記メーカーなどとRawデータの標準化にも取り組んでいる。同社は,Rawデータを扱うLonghorn対応アプリケーション向けのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)も開発中だ。Microsoftも同社のデジタル・イメージ処理製品にRawデータの処理機能を追加する見込み。

(Paul Thurrott)



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