OSやアプリケーションの設定を保存するためWindows 3.1以降のWindowsに組み込まれているデータベース。16ビットのWindowsアプリケーションで標準的に用いられていた.ini形式の設定ファイルに代わる設定保存機構として用意された。

 現行のWindowsは,OSの動作にかかわる情報の多くをレジストリに保存している。例えば,コンピュータの名前や接続されているハードウエアの情報,ファイル拡張子とアプリケーションの関連付けなどがある。

 コントロール・パネルを使った設定変更も,レジストリの変更という形でシステムに伝えられる場合が多い。「TweakUI」のようにユーザー・インターフェースをカスタマイズするユーティリティもやはりレジストリを書き換えることでOSの動作を変えている。

 しかし,コントロール・パネルやユーティリティを使って変更できる個所は,レジストリ全体から見ればごく一部に過ぎない。特に,サポート技術情報を参照するなどしてトラブルシューティングを行う際には,レジストリを編集する作業が必要になることが多い。

 レジストリの任意の個所を編集するには,Windowsに標準搭載されている「レジストリ・エディタ(regedit.exeやregedt32.exe)」などのツールを利用できる。

 レジストリは,数個のツリー構造のデータで構成されている。OSのファイル・システムに似ており,レジストリ内では「レジストリ値」がファイルに相当する。1つの値は文字列や数値などのデータを1つ保持できる。一方,フォルダに相当するのは「レジストリ・キー」である。キーはファイル・システムのフォルダと同じように,別のキーや値を複数含むことができる。

 おのおののツリーのルートとなるキーには,設定対象に応じた名前が付いている。例えば「HKEY_CURRENT_USER」にはログオン中のユーザー自身に関する設定が,「HKEY_LOCAL_MACHINE」にはそのマシンに関する全ユーザー共通の設定がそれぞれ保存されている。

 レジストリ・エディタのユーザー・インターフェースはエクスプローラに似ており,キーや値を新規作成したり編集したりする操作は難しくない。ただし,レジストリを不用意に書き換えるとシステムの動作に重大な影響を及ぼすことがある。作業は慎重に進める必要がある。