マイクロソフトが2003年5月から実施しているボリューム・ライセンス制度(米国では2003年3月から実施)。5~250ライセンスの中小規模の企業ユーザーが対象となる。この規模の企業ユーザーに対しては既に「Open License Business」という名称のライセンス・プログラムを提供しているが,Open License Valueでは新たに料金の分割払いのオプションを用意し,高額な初期導入コストへの抵抗感を和らげている。

 これまでのOpen License Businessは契約期間が2年で,契約時に2年分の料金を一括して支払う必要がある。このときに問題になるのが「ソフトウエア・アシュアランス(SA)」と呼ぶ,ソフトのアップグレード保証契約である。SAの年間契約料金はソフト本体のライセンス価格の19~22%に設定されている。つまり,ソフトを4年以内にアップグレードする場合はSAを利用する方が低コストでアップグレードできる。ところが,SAの新規契約は,ソフト本体のライセンス購入時にしかできない。2年契約の一括払いではソフト本体の価格に4割程度上乗せした初期導入コストがかかり,殊に中小企業には手を出しづらい制度だと指摘されてきた。

 Open License Valueは,契約料金を均等に分割して年次払いするオプションを用意することで,初期導入コストのハードルを下げる。ただし,Open LicenseBusinessと異なり,SAの契約は必須で,契約期間も1年長い3年間となっている。