TCP/IPで通信をする場合,Windowsネットワーク上の資源にアクセスするときのコンピュータ名(NetBIOS名)をIPアドレスに変換する仕組み。WINSサーバーを導入することで,コンピュータ名とIPアドレスとの関連付けを動的に実行し,ネットワーク上のコンピュータのIPアドレスを簡単に取得できるようになる。

 Windowsネットワークでは,NetBIOSインターフェースを使って多くのネットワーク・サービスが提供されている。このようなネットワーク・サービスは,ネットワーク上に存在するコンピュータをNetBIOS名という16バイトの文字列で識別している。

 WINSが登場する前はNetBIOS名とIPアドレスを静的に記述したLMHOSTSファイルを利用していた。しかし,IPアドレスを動的に発行するDHCP(Dynamic Host Configration Protocol)の普及などで,WINSのような動的な関連付けが可能なネーム・サービスが登場した。

 WINSクライアントのコンピュータは起動時に,あらかじめ指定されたWINSサーバーに自分のコンピュータ名とIPアドレスを動的に登録する。WINSサーバーはそのコンピュータ名がネットワーク上で一意の存在かどうかを確認する。

 もし同じ名前が存在した場合は,WINSクライアントのコンピュータに名前の重複があったことを通知する。WINSサーバーのデータベースには,常に最新状態の関連付け情報が維持される仕組みになっている。

 なお,Windows 2000のネイティブなActive Directory環境にWINSは基本的に不要だが,既存のWindowsネットワークとの相互接続のために併用することもある