WebクライアントとWebサーバー間の通信プロトコルであるHTTP 1.1の拡張機能。これにより,クライアントからサーバーへドキュメントを発行することが可能になる。インターネット技術の標準化団体であるIETF(Internet Engineering Task Force)が標準化を図っている。Windows 2000のIIS(Internet Information Services)5.0に実装されている。

 通常Webサイトのコンテンツをサーバーにアップロードする場合,FTPという手段を使うことが多い。しかしFTPは,ファイルの送受信と削除など限られた機能しか持っていない。WebDAVはファイルの移動などにきめ細かく対応するほか,HTTPの拡張機能なのでファイアウオールを越える場合も特別な設定が必要ない。WebDAVを使うには,サーバーだけでなく,クライアント側のソフトもWebDAVに対応している必要がある。Microsoftの製品では,Windows 2000,IE 5.0以降,Office 2000の3つがある。

 WebDAVを利用するには,まずIISスナップインで,仮想ディレクトリを作成し,そのディレクトリに対して,[読み取り][書き込み][参照]のアクセス権を設定する。次に,クライアント側からそのディレクトリに対して設定を行う。Windows 2000の場合,[マイネットワーク]の[ネットワークプレースの追加ウイザード]で,仮想ディレクトリを指定する。あとはエクスプローラからローカルと同じ感覚でコンテンツを編集できるようになる。