Internet Explorer(IE)でWebサイトを閲覧するときに,アクセス先に応じて柔軟にスクリプトの実行やファイルのダウンロードなどのセキュリティ設定を変更するための仕組み。インターネット上のWebサイトへのアクセスには比較的厳しいIEのセキュリティ設定を適用し,社内のイントラネット上のサイトでは比較的緩やかなIEの設定を適用することなどが容易になる。

 ゾーンには「インターネット」「イントラネット」「信頼済みサイト」「制限付きサイト」の4種類がある。

 インターネット・ゾーンのWebサイトには,IEのデフォルトのセキュリティ設定が適用される。ユーザーのコンピュータ内,イントラネット,他のゾーンに割り当てられたサイト以外のすべてがインターネット・ゾーンに属すると自動的に判断される。

 LAN内にあるWebサイトへのアクセスにはイントラネット・ゾーンで定義されたセキュリティ設定が適用される。具体的には,(1)プロシキ・サーバーを使わずに接続するサイト,(2)\\computername\foldernameのようなネットワーク・パス,(3)ホスト名にピリオドを含まない「http://hostname/」のようなイントラネット・サイト―― などがこのゾーンに属すると判断される。

 信頼済みサイト・ゾーンと制限付きサイト・ゾーンには,ユーザーが明示的にサイトを追加する。前者では非常に緩いセキュリティ設定が適用され,コンピュータに損害を与える可能性がないと判断したサイトを指定する。後者では非常に厳しい設定が適用され,損害を与える可能性が高いサイトを含める。

 セキュリティ・ゾーンの指定/設定は,IEの[ツール]メニューから[インターネットオプション]を選択して,[セキュリティ]タブから行う。閲覧中のページが属しているゾーンは,ステータス・バーの右端に表示される。