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 Windows OSやInternet Explorerなどマイクロソフトの主力製品に対してリリースされる,複数の修正モジュールをまとめて適用できるパッケージ。「ロールアップ・パッケージ(Rollup Package)」や「セキュリティ・ロールアップ・パッケージ(Security Rollup Package,SRP)」とも呼ばれる。

 マイクロソフトは2005年前半に,Windows 2000 Service Pack 4(SP4)向けの「更新プログラム・ロールアップ」をリリースする予定。これはマイクロソフトがWindows 2000のSP5の代わりにリリースするもの。Windows 2000SP4のリリース後に登場した全セキュリティ修正モジュールが含まれる見込み。

 更新プログラム・ロールアップは,サービス・パックと単体の修正モジュールとの中間に位置する。サービス・パックとの違いは,「Windowsコンポーネントのバージョン維持の対象になるか否か」である。これは,Windowsコンポーネントを追加する際に,より新しいバージョンをインストールしようとする仕組みの対象になるかどうかという意味だ。

 Windowsコンポーネントを追加する場合,通常はOSのCD-ROMが要求される。ただしWindows 2000/XP/2003では,Windowsコンポーネントの全ファイルをCD-ROMからコピーするわけではない。追加するファイルの中にサービス・パックによる更新対象がある場合,ファイルはCD-ROMからではなく「%Systemroot%ServicePackFiles\」というフォルダからコピーされる。

 Windows NT 4.0までは,Windowsコンポーネントは常にCD-ROMからコピーされていた。これがWindows 2000以降は「サービス・パックがリリースされた時点の状態」で追加インストールされるようになったのだ。

 現在,最新のパッチを適用した状態のWindows2000に,WindowsコンポーネントであるWINS(Windowsインターネット・ネーム・サービス)サーバーを追加すると,WINSサーバーのコンポーネントはセキュリティ・ホールが残った状態でインストールされる。SP4の提供後に,WINSサーバー用の修正パッチがリリースされているためだ。

 もしWindows 2000 SP5がリリースされれば,WINSサーバーはSP5の状態でリリースされるようになるはずだった。しかしWindows2000 SP4向けの更新プログラム・ロールアップはバージョン維持の対象ではない。更新プログラム・ロールアップ適用後もセキュリティ・ホールが残るWINSサーバーがインストールされるので注意が必要である。