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 システム・インテグレータのNTTコムウェアはインテル製CPUの評価実験を行った。ユーザー企業にシステムを提案する際の判断材料にすることが狙い。J2EEアプリケーションを動かした場合,Itanium 2,Xeon,Pentium IIIの各プロセッサ間で,どの程度差が出るかなどを比較した。

 実験に使ったマシンは, (1)hp server rx2600 (CPU:Itanium 2 1.0GHz×2,メモリー:2Gバイト,OS:hp-ux 11i), (2)hp netserver LP2000r (CPU:Pentium III 1.13GHz×2,メモリー:2Gバイト,OS:Red Hat Linux 7.2), (3)hp ProLiant DL380 G3 (CPU:Xeon 2.80GHz×2,メモリー:2Gバイト,OS:Red Hat Linux Advanced Server 2.1) の3機種である。

 各マシンにWebLogic Server 7.0を導入し,JSP(JavaServer Pages)で作成したECアプリケーションを稼働させた。本番環境に近づけるため,Webサーバー,DBサーバーを含むECサイトを擬似的に構築し,ベンチマーク・テストを実施。ベンチマークは,1秒間に何画面を処理できるかを測定した。評価内容は以下の3つである。

 評価1●プロセッサの違いによる性能比較。(1)~(3)のサーバーに,クライアントPCから負荷テスト・ツールを使いリクエストを送信。同時実行ユーザー数が10の場合,Itanium 2は,Pentium IIIの約1.9倍,Xeonの約1.5倍のスループットを示した。同時アクセス数が増えるほど差は広がり,100ユーザーの場合,Itanium 2はPentium IIIの約7.2倍,Xeonの約3.1倍となった。平均して,2~3倍の性能差が見られたという。

 評価2●JavaVMの違いによる性能比較。JDK1.3.1と,IAプロセッサに特化したJavaVM「BEA JRockit 7.0」の性能差を比較した。Pentium IIIでJRockitを使った場合,同時実行ユーザー数に応じてはJDKより30~60%パフォーマンスが向上した。Xeonの場合は,同じく50%から150%向上した。

 評価3●HyperThreadingのオン/オフによる性能比較。Xeonが備えるHyperThreadingテクノロジが性能に与える効果を比較した。HyperThreadingをオンにすることで,10%程度パフォーマンスが向上した。

(尾崎 憲和=日経システム構築)