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 日本IBMは5月27日,分散したさまざまなプラットフォーム上にあるデータを一元的に管理・利用するための情報統合ミドルウエア「DB2 Information Integrator 8.1」を発売する。Webサイトからのダウンロード販売を6月13日に,CD-ROMによる販売を7月11日に,それそれ開始する。

 DB2 Information Integratorは,WindowsやLinux,UNIX,メインフレームなど,さまざまなプラットフォームに分散したデータを仮想化し,あたかも1つのデータベース上にあるデータのように扱えるミドルウエア。DB2のほか,Oracle,SQL Server,Sybaseなどのリレーショナル・データベース,XMLデータベース,Excelなどのスプレッド・シート,Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンにあるデータを,透過的に参照,更新,削除できる。このため,複数のシステムを統合利用する際にDB2 Information Integratorを適用すれば,比較的低コストで短期間にシステム統合が可能になるという。

 具体的には,DB2のエンジンに複数データベースにアクセスするためのツール「データ・アクセス・ラッパー」を用意し,このラッパーを使って複数データベースを透過的に扱えるようにする。またさまざまな形式で保存してあるデータを,DB2 Information Integratorで利用できるように自動的に編集する機能も備える。

 用途としては,組織の合併・再編などで異なるシステムの統合が必要になった場合や,子会社や販売代理店ごとに異なるシステムを使っているときに本社でそのシステムを統合利用する--などのケースが挙げられる。日本IBMによれば,日本国内の金融機関や製薬会社など複数のユーザーが既に,こうしたケースでの利用をDB2 Information Integratorのβ版で始めているという。

 DB2 Information Integratorの動作環境は,Windows 2000,AIX,Linux,hp-ux,Solaris。日本IBMでは,DB2 Information Integrator専用のサーバー機を設置しての利用を想定している。

 価格は以下の通り。レプリケーション・サーバー機能を提供する「DB2 Information Integrator Replication Edition」が89万3800円。レプリケーションとフェデレーション・サーバー機能を備えた「DB2 Information Integrator Standard Edition」が357万5000円。Standard Editionの機能に「DB2 Universal Database Enterprise Server Edition V8.1」のフルライセンスを追加して提供する「DB2 Information Integrator Advanced Edition」が715万円。Advanced Editionの全機能と接続無制限のコネクタの利用権利を含む「DB2 Information Integrator Advanced Edition Unlimited」が2234万4000円。アプリケーション開発者が,異なるデータ・ソースを統合した複合アプリケーションを設計・構築するための開発用パッケージ「DB2 Information Integrator Developer Edition」が17万8700円。

(田中 一実=BizTech編集)