PR

 日立製作所は2003年7月7日,統合運用管理ソフト群の新版「JP1 Version 7i」を発表した。同社が提唱する自律型コンピューティング構想「Harmonious Computing」に基づいた運用管理製品で,新版では業務ごとの運用監視や実行性能に関する予測機能などが備わった。製品の出荷は7月31日。

 新製品となるのは,(1)サーバーなどの障害を業務の視点で監視する「JP1/Integrated Manager - Central Scope」,(2)実行性能などを分析して将来の状況を予測する「JP1/Performance Analysis - Manager」,(3)ポリシー・ベースでセキュリティ・ソフトを一元管理する「JP1/Security Integrated Manager」,(4)ソフトウエア資産管理台帳の作成と維持を統合的に管理する「JP1/NETM/Asset Information Manager」など。

 「JP1/Integrated Manager - Central Scope」は,サーバーやアプリケーションのトラブルが起きた場合に,どの業務に影響するかを表示する監視ツール。従来であればサーバーがトラブルを起こしたことは分かっても,そのサーバーで稼働している処理と業務との対応関係を把握していなければ,業務への影響はすぐには分からなかった。同ツールではサーバーとアプリケーション,業務の関係を一元管理し,業務の視点でトラブルの監視を行う。サーバーと業務などの関係は,ジョブ制御ファイルなどから自動生成できる。

 「JP1/Performance Analysis - Manager」は,マシン・リソースの利用状況やデータベース・サーバーの稼働状況などを表示,分析,予測するツール。分析・予測機能には,稼働状況の傾向を分析する「トレンド分析」機能,将来ボトルネックになる可能性の高い部分を予測する機能,稼働状況や実行性能などが危機的な状況になる時期を予測する機能――などがある。稼働状況の実績値と数学的な計算処理により,いつどのような問題が起きるかを予測する。

 価格は,「JP1/Integrated Manager - Central Scope」が128万円,「JP1/Performance Analysis - Manager」が120万円,「JP1/Security Integrated Manager」が150万円,「JP1/NETM/Asset Information Manager」が30万円~。稼働プラットフォームは,hp-ux,Solaris,AIX,Red Hat Linux,Windows 2000/XPなど。新版では新たに,Windows Server 2003とMIRACLE LINUXに対応する。

(松山 貴之=日経システム構築)