アリエル・ネットワークは9月2日,プロジェクト管理に特化したピア・ツー・ピア(PtoP)型のグループウエア「アリエル・エアワン・プロ(Ariel AirOne Pro)」を発表した。特徴は,サーバーを介さず,インターネットなどを通じてクライアントPC同士で直接,ファイルを共有しながらプロジェクト管理ができること。販売は9月4日から。同社のWebサイトでダウンロードできる。価格は10ユーザー基本セットが19万8000円。

 アリエル・ネットワークは昨年からPtoP型のグループウエア「アリエル・エアワン(Ariel AirOne)」を開発,販売してきた。AirOneはメンバー間で予定表を共有したり,ファイルを共有したりする機能が中心だが,AireOne Proは,AirOneにプロジェクト管理機能とToDo管理機能を追加している。

 AireOne Proのプロジェクト管理画面で,「誰に」「何を」「いつまでに」という作業内容を一括で登録すると,グループの各メンバーのToDo画面に自分が行うべき作業のリストが自動的に表示される。それぞれのメンバーはステータスを記録していく。各クライアントPCに最新のファイルが保存され,更新の記録が各クライアントに通知されるため,バージョン管理は行いやすくなる。さらに,インターネットを経由して利用できるので,企業間のプロジェクト管理には適する。

 ただし,大規模プロジェクトには向かない。同時に多くの更新処理が行われると,他メンバーからの更新通知と下書き中のデータとの整合性を取るのが難しくなるためだ。「50人以下の中小規模のプロジェクトでの利用を想定した」(マーケティング・マネージャ 徳力基彦氏)ソフトとなっている。

 なおアリエル・ネットワークは同日,既存の約1万ユーザーからのフィードバックを基に,新たにGUIなどを改良したAirOneの新版も発表した。この新版も9月4日から同社のWebサイトを通じて販売する。価格は,10ユーザー基本セットが7万8000円。

(岡本 藍=日経システム構築)