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 アイ・ティ・フロンティアは,J2EEシステムの性能コンサルティングにおいて,イーシー・ワンと提携したことを明らかにした。1月15日に正式発表する。アイ・ティ・フロンティアが販売する,J2EE向け性能解析ツール「Introscope」を用いたコンサルティング・サービスを両社で提供していく。

 主な提携内容は以下の2つ。(1)J2EEアプリケーションに向けた,Introscopeを使ったコンサルティング・サービスを共同開発する。適用フェーズは,開発やテストだけでなく,本番稼働時にまで及ぶ。提供開始は3月末の予定。(2)イーシー・ワンのJ2EEフレームワーク「cFramework」を使ったアプリケーションを,Introscopeでモニタリングするためのテンプレート「PowerPack for cFramework(仮称)」を開発する。

 米Wily TechnologyのIntroscopeは,ユーザーが開発したJavaプログラムに監視用バイトコード(Probe)を自動的に付加。クラスの実行時間や回数といった性能データを収集し,コンソールに表示する。「PowerPack」は,ミドルウエアに特有なクラスなどを監視対象に加えるためのテンプレート。既に,IBMのWebSphereやMQ,BEAのWebLogicやTuxedo向けのPowerPackを提供済みである。
 
 今回の提携に至った理由としてアイ・ティ・フロンティアの木村和之氏(システム営業統括本部 xWeb事業本部 マーケティング推進部 リーダー)は,「システムの性能を向上させるには,“ツールありき”ではなく,どのフェーズで何をすべきかというプロセス作りが大切。それをコンサルティングできるのが,ユーザー環境やJ2EEに詳しいイーシー・ワン」と説明する。

 イーシー・ワンの最首英裕氏(取締役副社長)も,「プログラムのバグを見つけるのはそれほど難しくない。それよりも,“安定したパフォーマンスを作り込む”ことが難しくなってきた」と,性能要件を満たすことの重要性にフォーカスする。ただし,“やみ雲にツールを使っても意味が無い”という認識はアイ・ティ・フロンティアと同様。「性能といってもスループットやレスポンスなど様々な視点があり,必要なレベルはサービスによって異なる。コンサルティングにおいても,その見極めが一つの“キモ”になる」(同氏)と見ている。

(森山 徹=日経システム構築)