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 SAPジャパンは2月25日,既存システムのデータを活用することを前提としたアプリケーション体系「SAPクロスアプリケーション(xApps)」を発表した。SAPジャパンは,既存システムとの連携を考慮した製品を拡充しつつあり,2003年3月にはシステム間連携ソフト「NetWeaver」を投入している。xAppsは,NetWeaverを介して既存システムと連携するコンセプトで開発された業務アプリケーション・パッケージ群である。

 具体的には,既存システムのRDBなどからインタフェースを介してデータを抽出/加工し,xApps側のDBに格納する。足りないデータは新規に入力する。xApps側から既存システムへのデータ更新は行わないため,比較的小規模なアプリケーションがラインナップされる。同社の従来の製品群mySAPと重複するモジュールも一部含まれるが,ライセンス体系は別で,独立した製品として提供される。第一弾として「SAP xApp Resource and Program Management 2.0(SAP xRPM2.0)」を同日出荷した。価格は4000万円程度から。

 xRPMは,経営層からマネージャ,一般社員までを対象とするプロジェクト管理ソフト。複数のプロジェクトの進ちょくやリソースを横断的に把握するポートフォリオ管理,人材などの配分を支援するリソース管理,タスクや文書をメンバーで共有するプロジェクト実行,メンバーのスキルを把握する技能管理などの機能を持つ。

 xAppsのファミリーとして,今後「xApp Product Definition(製品仕様決定)」「xApp Mergers and Acquisitions(企業の合併吸収)」,「xApp Emission Management(エミッション管理)」などの出荷が予定されている。

(尾崎 憲和=日経システム構築)