ノーテルネットワークスは2004年4月,LANの末端に設置してユーザーのパソコンやIP電話などを直接収容する大企業向けのスイッチング・ハブ「Passport 8300 Ethernet Switch」を出荷する。価格は48ポートの収容モジュールを1枚搭載した最小構成で421万7000円から。

 主な特徴は2点ある。1つは,LANケーブルを用いて電源を供給するPower over Ethernet(PoE)を使えるポート・モジュールを用意した点である。これにより,IP電話機や無線LANアクセス・ポイントなどに電源を供給できる。機器の敷設コストや運用管理コストを削減できるメリットがある。もう1点は,QoSのために用意したバッファ・キューが8段階と深い点である。これにより,8個の独立したQoSルールを同時に利用できる。

 モジュールは以下に示す4種類を用意した。(1)スイッチ機能のコア・モジュール「8393SF」は,160Gビット/秒の転送能力を持ち,GBICポートを8個搭載する。(2)収容モジュール「8348TX-PWR」は,Power over Ethernetに対応した100BASE-TX/10BASE-Tポートを48個搭載。(3)同「8348TX」は,100BASE-TX/10BASE-Tポートを48個搭載。(4)同「8324GT」は,1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポートを24個搭載する。

 以上のモジュールを収容するシャーシは,6スロットの「Passport 8306」と10スロットの「Passport 8310」の2種類を用意した。外形寸法はそれぞれ,Passport 8306が幅445×奥行き505×高さ401mm,Passport 8310が幅445×奥行き505×高さ582mmである。

 Passport 8300の販売会社は以下の6社。アダムネットネットマークス富士ゼロックス丸紅ソリューションユニアデックス理経

(日川 佳三=日経システム構築)