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 ネットエージェントは4月20日,メール・サーバー間の通信を暗号化するソフト「CriptBox」を提供開始したと発表した。同ソフトをインストールしたメール・サーバー間で,SSLによる認証と暗号化通信が可能。メール・クライアント側で本文を暗号化する製品は多いが,メール・サーバー側で通信を暗号化する製品は珍しい。

 CriptBoxの価格は,10ライセンス(メール・アドレス)で年額9800円から。メール・サーバーには,同社が発行するデジタル証明書(Server ID)もインストールする必要があり,Server IDの価格は1サーバーで年額8万円からとなる。CriptBoxの動作OSはSolaris,FreeBSD,Linux。利用可能なメール・サーバー・ソフトはSendmail,qmail,Postfix。

 CriptBoxをインストールしたメール・サーバー間で認証,通信を暗号化する仕組みは以下のようになっている。(1)外部あてのメールをCriptBox経由で送信する(TCPポート62368番あてにメールをわたすようにメール・サーバーの設定を変更する)。(2)CriptBoxは,TCPポート62368番を使い,あて先メール・サーバーにCriptBoxがインストールされているかどうかを確認する。(3)インストールされていた場合はあて先メール・サーバーを認証し,ヘッダーを含めた全文を暗号化してメールを送信する。逆にインストールされていなかった場合は通常のSMTP通信(TCPポート25番を使用)でメールを送信する。このような仕組みのため,CriptBoxを導入している相手とのメールの送受信のみを暗号化できる。

(榊原 康=日経システム構築)