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 ノベルは2004年7月30日,インベントリ管理/ソフト配布機能を中核としたシステム管理ソフト・スイートの新版「ZENworks 6.5 Suite」を出荷した。市場推定価格は,スイート全体の機能を使う場合で1ユーザー当たり1万9000円程度。新版ではLinuxを管理対象にできるようにしたほか,OSのパッチ情報を自動取得して管理下のクライアントに配布する機能などを追加した。

 ZENworks Suiteは,クライアント管理ソフト「ZENworks Desktop Management」,サーバー管理ソフト「同Server Management」,Linux管理ソフト「同Linux Management」,パッチ自動反映ソフト「同Patch Management」などで構成される。msi形式(Windowsインストーラ形式)などの配布パッケージを生成するためのソフト「AdminStudio ZENworks Edition」も含まれる。

 新版の目玉は,(1)Linux管理ソフトと(2)パッチ自動反映ソフトの追加である。(1)Linux管理ソフトは,Red Hat系Linuxの配布パッケージ形式であるrpmファイルを,管理対象となるLinux機に送り込みインストールする。rpmファイル同士の依存関係を再帰的に調査して,必要になるrpmファイル全体を順番通りにインストールできるのが特徴である。(2)パッチ自動反映ソフトは,OSやアプリケーションに対するパッチを入手し,自動的にクライアントに適用してくれる。配布スケジュールもソフト任せで決めることが可能。パッチが頻繁にリリースされるWindowsクライアントの更新に向く。

 ZENworksの稼働OSは,Windows 2000 Server,Windows Server 2003,NetWare 6以降。ユーザー情報とリソース管理情報のリボジトリ・データベースとして同社製のディレクトリ・サービス・ソフト「eDirectory」を用いる。既にMicrosoftのディレクトリ・サービス「Active Directory」を導入済みの場合は,eDirectory経由でActive Directoryのユーザー情報を利用可能。管理対象となるコンピュータにあらかじめ組み込んでおくZENworksのエージェントも,ディレクトリ・サービスのソフト配布機能を利用して自動的に導入可能である。

(日川佳三=日経システム構築)