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 日本ストレージ・テクノロジーは10月21日,ディスク装置の新製品2つと,テープ・ライブラリ装置の新製品「StreamLine SL500モジュラー・ライブラリー・システム(SL500)」(写真)を発表した。両製品とも,モジュール構成となっているため拡張しやすいことが特徴。

 ディスク装置の新製品は,コントローラの「FLX210」と,ディスク・アレイの「FLA300」の2つ。同社は従来まで,コントローラとディスク・アレイを一体化したディスク・システムとしてディスク・ストレージ製品を提供してきた。今後,コントローラとディスク・アレイを必要に応じて組み合わせて使うFlexLineシリーズとして提供していく。従来までの製品も今後は,コントローラとディスク・アレイに分け,それぞれを組み合わせて利用することになる。

 FLX210はエントリー・クラス向けのコントローラで,最大14台までシリアルATAのディスク・ドライブを搭載できる。また,シリアルATAドライブ用のディスク・アレイFLC200を最大7台まで接続でき,最大28Tバイトまで拡張できる。FLA300は,コントローラとディスク・ドライブの間の接続をスイッチ方式に変更し,ディスク・アクセスを高速化した。このディスク・アクセスの方法は,10月13日に発表があったIBM TotalStorage DS8000と同じ方法である。FLA300は大規模システム向けのディスク・アレイで,140台以上のドライブを搭載することが推奨されている。同社のディスク装置の管理ソフトの新版「SANtricity 9.1」も発表した。新版では,1台のコントローラで,FCとシリアルATAの2種類のディスク・ドライブが混在できるようになった。また,非同期でのボリューム・コピー機能も搭載された。FLX210の最小構成価格は350万円で,10月21日から出荷開始する。

 テープ・ライブラリ装置のSL500は,基本モジュールと,ドライブ拡張モジュール,カートリッジ拡張モジュールからなる。いずれもサイズは8Uで統一している。基本モジュールは,ロボット,ドライブ,スロットからなる。基本モジュールには最小で30巻,最大で50巻のLTOカートリッジを格納できる。また,ドライブも2台まで搭載可能である。基本モジュールで容量やパフォーマンスが不足した場合に,ドライブ拡張モジュールやカートリッジ拡張モジュールを増設する。1台のドライブ拡張モジュールには,4台までのドライブと,最大93巻のLTOカートリッジを搭載できる。カートリッジ拡張モジュールは,ドライブを含まず,最大132巻のLTOカートリッジのみが搭載できるようになっている。3種類のモジュールを組み合わせることで,ドライブは最大18台まで,カートリッジも577巻まで拡張できる。テープ・ドライブは,LTO,SDLTが利用でき,来年出荷分からは1つのきょう体で2種類のドライブの混在運用も可能となる。外部インタフェースは,FCとSCSIの2種類。価格は232万8000円(税抜き)からで,11月1日から出荷開始する。

(岡本 藍=日経システム構築)