日本ヒューレット・パッカードは,10ギガビット・イーサネット(10GbE)のアップリンクを最大2個搭載可能なL3スイッチの新シリーズ「HP ProCurve Switch 3400cl」を販売開始した。10GbEのモジュールは,12月1日からの販売になる。10GbEを含まない製品の価格は,10/100/1000BASE-Tのポートを24個搭載した「HP ProCurve Switch 3400cl-24G」が63万円,同48個搭載した「HP ProCurve Switch 3400cl-48G」が121万8000円である。10GbEのポート(10GBASE-CX4)を2個搭載したモジュール「HP ProCurve 10GbE CX4 Copper Module」は,30万4500円から。「市場での競争力を高めるために戦略的な価格を付けた」(プロカーブ ネットワーキング ビジネス部 マーケティング マネージャ 中島将博氏)。価格はすべて税込み価格。

 ProCurve Switch 3400clシリーズは,主に10GbEのバックボーンに接続するエッジ・スイッチとしての利用を想定する。オプションの「HP ProCurve 10GbE X2-SC LR Optic」(67万7250円)を利用すれば,「10km以内の拠点間を10GbEで接続する用途にも使える」(プロカーブ ネットワーキング ビジネス部 プリセールス テクニカル コンサルタント 野村文彦氏)。主な機能は,VLAN,IPアドレスやポート番号によるアクセス制御,パケットの優先制御,IEEE802.1xによるポート認証,Webベース認証,MACアドレス・フィルタリング,ジャンボ・フレーム,IEEE802.3adを利用したリンク・アグリゲーション---など。利用可能なルーティング・プロトコルは,RIP,RIPv2,OSPF。故障時の無償交換を無期限で保証する「ライフタイム保証」やファームウエアの無償アップデートなども提供する。なお,別売のMini-GBICを使えば,10/100/1000BASE-Tの代わりに1000BASE-LX/SXを最大4ポート利用することが可能である。

 新シリーズの販売に伴い,既存のL2/L3スイッチの価格を改定し,最大42%,平均で16%安くした。またL3スイッチのHP ProCurve Switch 2600/2800シリーズに,Webベース認証やMACアドレス・フィルタリング,IEEE802.1s(マルチプル・スパニング・ツリー)などの機能を追加した。既存のユーザーはファームウエアのアップデート(無償)で利用可能である。

(榊原 康=日経システム構築)