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 ホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE)は12月1日,メールに電子署名を自動的に付加するゲートウエイ製品「HDE Signed Mail Gateway 1.0」を2005年1月11日に出荷すると発表した。動作OSは,Red Hat Enterprise Linux 2.1/3 ES/AS,MIRACLE LINUX V2.1/3.0で,価格は1サーバー当たり210万円から。

 一般的に,メールに電子署名を付加する場合は個人のメール・クライアントで設定する。これに対してHDE Signed Mail Gateway(HSMG)は,ゲートウエイでS/MIME形式の電子署名を自動的に付加するので,メール・クライアントへの設定は不要。具体的には以下のような仕組みになっている。

 管理者はあらかじめ社内ユーザーの公開鍵と秘密鍵をHSMGに登録しておく。HSMGはメール・サーバーとして動作し,ユーザーから送信メールを受け取ると,メールの送信元アドレスを見てそのユーザーの秘密鍵で署名を作成し,公開鍵と署名をメールに添付して中継する。HSMGではあらかじめ登録したユーザーが送信したメールに対してのみ,電子署名を付加する。携帯電話やWebメールなどS/MIMEに対応していない送信先に対しては,ドメイン名やメール・アドレスを指定して電子署名を付加しないように設定することも可能である。

 メールの受信者は,Outlook ExpressなどS/MIMEに対応したメール・クライアントで受け取れば,公開鍵を使って署名の正当性を検証できる。これにより,第三者の「なりすまし」が見破れる。自社から発信するメールに必ず電子署名を付加することを公言しておけば,フィッシング・メール対策になるため,同社では,そのような対策を急ぐ金融機関などを中心に売り込む。

(榊原 康=日経システム構築)