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 「コア・スイッチで培った信頼性をエッジ環境にまで行き渡らせ,ネットワークのダウンタイムを最小化したい」--。ネットワークのエッジからコアまでサポートしたL2スイッチの新製品「Aspen 8800」シリーズを発表するに当たり,エクストリーム ネットワークス プロダクトマーケティングの水品巧氏はそう語る。同シリーズには,PoE(Power over Ethernet)や認証VLAN(Virtual LAN)といったエッジでの利用を意識した機能に加え,電源や制御モジュールの2重化および冷却ファンのホットスワップなど,豊富な耐障害機能を盛り込んでいる。

 Aspen 8800シリーズには,高さ14Uのシャーシに最大10機までのモジュールを搭載できる「8810」(2004年12月に出荷済み)と,高さ10Uのシャーシに最大6機までのモジュールを搭載できる「8806」(2005年秋に出荷予定)がある。モジュールには,(1)管理やスイッチング制御などの機能を搭載する「MSM(Management and Switching Fablic)」と,(2)ネットワークとの接続に使用するI/Oモジュールがある。

 (1)は最低1機は必要で,2重化することも可能。内蔵する制御ソフトは,同社のBlackDiamondシリーズなどと同様の「ExtreamWare XOS」。XOSはモジュラ化されていて,プロセス単位で起動/終了できる。そのため,障害時にOS全体を再起動させる必要がなくなり,可用性が向上するという。

 (2)は,3タイプある。10Gビット/秒ポートを4個搭載した「10G4X」,1Gビット/秒のmini-GBICポートを24個搭載した「G24X」,10/100/1000Mビット/秒ポートを48個搭載した「G48T」「G48P」である。G48PにはIEEE 802.3af準拠のPoE機能を搭載しているが,G48Tには搭載していない。PoEには消費電力の少ない順にクラス1~3のカテゴリがあるが,Aspen 8810にG48Pを9機搭載した場合,クラス1/2デバイスならば432台,クラス3デバイスならば333台まで,電源を供給できる。

 セキュリティ機能も搭載する。トラフィックをサンプリングして専用の分析サーバーに転送し,統計的な見地から異常を検出できるようにする「s-Flow」機能をサポート。エッジに接続するパソコンに米Sygate Technologiesのパーソナル・ファイアウォール・ソフトを導入しておけば,ウイルスに感染している恐れがあるパソコンを正規のVLANに接続できないようにする「検疫システム」を構築することも可能である。ほかに,IEEE 802.1XやMACアドレスなどに基づく認証機能,ACLによるアクセス制御機能など,基本的なセキュリティ機能も持つ。

 価格は,シャーシ,電源ユニット(1機),MSM(1機)で554万円~。G48Pは326万円,G48Tは293万円,10G4Xは293万円(すべて税抜き)。

(実森 仁志=日経システム構築)