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 ソフトハウスのエスエムジーは,ソフト開発プロセスの改善活動に取り組んだ結果,4月21日にCMMI(能力成熟度モデル統合)レベル3の認定を受けたと発表した。社員50人という小規模のソフトハウスがCMMIレベル3を取得するのは珍しい。

 同社は2004年4月からCMMI活動を始め,12カ月という短期間でレベル3の認定を受けた。その理由について同社コンサルティングディヴィジョン チーフテクニカルコンサルタントの浅川治氏は,「従来からUMLを使ったオブジェクト指向の独自開発プロセスを持っていた。その手法をベースにしたことが寄与した」と説明する。

 改善活動を進めるに当たり,改良した開発プロセスを社員にどう浸透させるかに苦心したという。浅川氏は,「システムの設計や開発,テストといった各工程が終わるたびに,所定のプロセスに沿って作業しているかどうかを,しつこいぐらいにチェックした。チェックする方もされる方も泥くさい大変な作業だったが,これがあったからこそ社員への浸透も早かった」と語る。

 CMMIレベル3の取得によって,品質面での効果も出てきた。例えば,リリース後の不具合が平均で76%減少した。また社員にとっても,自分がどんな作業をいつまでに実行すれば良いかが明確になり,「仕事に対するモチベーションが高くなった」(ネットワークマネジメントソリューショングループ エンジニアリングクリエイターの吉田正樹氏)。同社は今後,2007年4月を目標にCMMIレベル5の取得を目指す。

(松浦 龍夫=日経システム構築)