PR

 シスコシステムズは5月25日,リモート・サイトのファイル・サーバーへのアクセスを高速化するネットワーク・アプライアンス「Cisco 511 File Engine」を6月1日から販売開始すると発表した。拠点ごとに配置する製品で,ファイルのキャッシングやメッセージの優先制御などによってネットワーク・アクセスを高速化する。価格は1台212万円(50ユーザー)から。CIFSとNFSをサポートする。

 拠点のファイル・サーバーをセンターに集約すると,拠点からはWANを介してファイル・サーバーにアクセスすることになる。ただ「CIFSやNFSはLANを前提としているので,WAN環境では遅延などの問題が起きる。帯域を広くすれば解決する問題ではなく,十分な帯域があっても遅延が起きる」(シスコシステムズ マーケティングディレクター 大木聡氏)。こうした問題を解決するための製品である。

 Cisco 511 File Engineは,リモート・サイトでのファイルのキャッシング,ファイルの先読み,RPCの最適化,メッセージの優先制御,TCPの最適化---などによって,ネットワーク・アクセスを高速化する。キャッシュ用に80Gバイトのハードディスクが備わっている。同社が実施した実験によると,「Wordのファイル・オープンにかかる時間が半分以下にまで短くなった」(大木氏)という。

(松山 貴之=日経システム構築)