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 サイボウズは7月25日,ソフトウエアの研究開発を専門に行う部門を分社化して「サイボウズ・ラボ」を設立すると発表した。現サイボウズの最高技術責任者である畑慎也氏が代表取締役社長に就任する。

 サイボウズ・ラボは,サイボウズの主力製品である「サイボウズOffice」や「サイボウズ ガルーン」の開発には直接関与せず,中長期的な視点に立ったソフトウエアの研究開発を行う。「サイボウズの強みである情報共有技術を生かし,ブログやWikiに続くセマンテックWeb関連のソフトウエアなどを開発していく」(畑氏)。

 開発したソフトウエアは,一定の制限下でフリーまたはオープンソース・ソフトとして提供していく計画だ。ビジネス・モデルとしては,「個人利用は無償で商用利用は有償のMySQLのようなモデルや,Red Hatのようにパッケージングやアップデート・サービスを付加したモデルを考えている」(同氏)が詳細は未定。当面は,サイボウズから研究開発の委託を受ける形で運営していく。

 畑氏は,「Googleのように,世界中で利用されるソフトウエアを開発する会社に育てていきたい」と意気込む。サイボウズの一研究部門として取り組むのではなく,あえて分社化に踏み切った理由については,「(失敗したらサイボウズの仕事に戻ればいいといった)甘えを排除したかったため」と不退転の決意を語った。

 社員は,畑氏を含め4人でスタートする。「日本全国から技術者を募集する。得意分野を持った技術者は大歓迎」(同氏)と,5年後には50名体制を目指す。

(菅井 光浩=日経システム構築)