米Swan Labsが,国内販売代理店に東陽テクニカが決まり日本上陸を果たした。早速,WANのIP通信を高速化するアプライアンス「SLファミリー」の国内出荷を8月から開始した。SLファミリーには,支店などの拠点向けの「SL200」と,データセンター向けの「SL400」(写真)の2種類がある。

 SLファミリーは,WAN回線をはさんだ両端に設置する。例えば,サーバーのある本社と営業所との間をWANで接続している場合,本社と営業所に設置する。

 SLファミリーが搭載するソフト「WANJet」は,TCPの仕様に起因する性能問題を解消するため,TCPの通信を速くするRFCに対応したTCPスタックを搭載するほか,通信データの圧縮機能を備えている。「レイヤー5のセッション層で圧縮するため,効率が良い」(Swan Labs日本オフィス SE/マーケティング ディレクター 多賀 俊雄氏)と言う。また,「Transparent Data Reduction」と呼ぶデータ・ストリームをキャッシュする機能をWANJetは備えている。PCがサーバーにファイルを要求した際に,キャッシュにデータがあれば,代理でPCにデータを送信する。これにより応答時間を短くする。

 SL400は,WANJetに加えてWebコンテンツのキャッシュ機能を備えるソフト「WebAccelerator」を搭載する。動的なコンテンツをキャッシュすることも可能である。WebAcceleratorの機能だけを使うのであれば,SLファミリーはWebサーバーとインターネットの間に1台設置すれば良い。

 価格は26万円(SL200,64kビット/秒のWAN帯域に対するライセンスの場合)。

(吉田 晃=日経システム構築)